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夢をかなえるゾウ 3 ブラックガネーシャの教え

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ハマると、とことんハマってしまうクセがあります。

夢ゾウシリーズ、AmazonのAudibleで聴くのが面白すぎてやめられません。

シリーズの中で、今のところ、この巻が一番好きです。

夢をかなえるゾウ3 ブラックガネーシャの教え」水野敬也 著

夢をかなえるゾウ3

 

水野敬也さんの構成力とエンタメ力が本当に素晴らしい。

第1巻が普通の若手男性会社員、第2巻は夢を追う芸人ときて、第3巻は、これまたどこにでもいる、いい男を捕まえて結婚したいけど苦労はしたくない、そしてプライドも高い若手女性会社員。

この3冊を読んで、ああ、自分ってこうだわーと思う箇所が一つもない人はいないのでは。(いたら「嘘つき!」と呼びたくなります。)

人の心理をズバリ言い当ててバッサバッサと切っていくガネーシャも痛快だし、切られる自分も身悶えするし、こんな風に展開するのか!という話も唸ってしまいます。

 

加えて、Amazon のAudibleでの岩崎了さんの朗読で、爆笑必至。

吹き出してしまうから、聴く場所は考えて。

私は、ガネーシャがラップを繰り出す様子や、神様ではない単なるゾウになってしまい、麻雀やりながら「パオパオーン」としか言えなくなる様子などがツボでした。

ガネーシャの憎めないところも、声からとてもよく伝わります。

 

この面白さで、深い学びにしてしまう、水野さん、改めてすごい方。

 

audibleについてはこちら: 

www.amazon.co.jp

 

第1巻・2巻を読んできたからわかる面白さもあるので、ぜひ1巻から読んで、ここまでたどり着いてください。

 

以下は、毎度、私のための備忘録:

おことわり:Amazon audibleで聴いたので、漢字や仮名遣い、句読点は、原文と異なる可能性があります。

 

「自分がなんとなく見てるテレビ番組、なんとなくやってるゲーム、ほんまに欲しいもんなんか?自分の収納やパソコンの中には、ほんまに欲しいもんだけが入ってんのか?
もしそうやないんやとしたら、自分が欲しいと思ってるものは、一生手に入れられへんで。
部屋の大きさが限られてるみたいに、自分が持てるもんも、生きてる時間も、全部限られてるんやからな。」

 

「レオナルド・ダ・ヴィンチくんもこう言うてるで。欲望を伴わない勉強は、記憶損なうだけだ、ってな。」

 

「大事なことやからもう一回言うとくで。物事をマスターするのに一番大事なんは、本音の欲求や。何のためにそれをするのか。そのことがはっきりしとらんと、どんな分野もマスターでけへん。そやから、自分の欲求が見つかってへん時は、まずそれを見つけなあかん。今までやったことないことやってみたり、おうたことない人におうてみたりして、あー、自分はこういうふうになりたい、これを手に入れたいって思えるもんに出会うんや。そりゃあ、今までとは違う経験をするわけやから、ストレス感じたり、傷つくこともあるやろ。でもな、一度自分の欲求見つけて、それに向かって進み始めたら、とんでもないスピードで成長できるんやで。」

 

「じゃあ、仕事はどうやって選べばいいの?」
「感動や。(中略)仕事を選ぶときに一番大事にせなあかんのは、これまでの人生で自分が何に感動したかっちゅうことや。そんで、自分が受けた感動を、今度は人に伝えたい、伝える側に回りたい、そう思った時、人は自然な形で仕事ができるんやで。そやから最初はお客さんなんや。お客さんとして感動したことを仕事にして、自分と同じようなお客さん、いっぱいつくんねん。(中略)
あとなぁ、感動いうても、それは別に映画やスポーツの世界だけちゃうで。例えばお店の店員から嬉しい一言もろて感動したら、自分が店員になったとき、お客さんを感動させられるやろ。それに、お客さんを直接感動させるんやなくても、自分が感動したことを支える仕事やったら、他の仕事よりも喜びを感じられるはずや。」

 

「人生で感動するには、いつも心を開いとかなあかんねん。心が閉じてると、何に対しても、どうせつまらない、くだらないて思ってまうからなぁ。せやから自分は、まず目の前の仕事に心開いてみぃ。もし自分が今の会社のお客さんやったらと、感動できるとこを見つけるんや。」

 

「自分の言うてることは、一見筋が通ってるように聞こえるけど、実はそれが一番危ないことなんやで。(中略)
例えば、資格を取りたいて言うてる人がおって、でもそいつが全然資格試験を受けへんねん。そんで、そいつに、なんで試験受けへんの?って聞くとな、もっとこの分野のことを調べてからにする、とか、今の仕事をひと段落させてからにする、て言うねんなぁ。
いや、確かにその分野のことを調べるんは大事やし、いきなり仕事を放り出して勉強するんも間違うてる。
でもなぁ、もし本音では、ただ資格試験に落ちるのが怖いだけやのに、その怖さから逃げるために筋の通った話を作ってたとしたら、それ、一番危ないことやで。
そうやって、逃げたい気持ちを正当化する癖ついてまうと、その人は絶対に成功できへん。成功するために本当にやらなあかんことも、言い訳つけて逃げてまう習慣がついてまうからな。

そんなふうになるくらいなら、資格試験に落ちるのが怖いから受けてないって、正直に言える方が、まだマシやで。」

 

「それは、心の根っこんとこで、他人を愛しているか、憎んでいるかっちゅうことや。

自分らが思ってる以上に、他人を憎んでいる人間は多いんやで。いや、憎んでるちゅう言葉が強すぎたら、こう言うた方がわかりやすいかもしれへんなぁ。
ほとんどの人間は、他人に優越したいと思ってる。
他人に勝ちたい。他人を踏みつけて自分が上になりたい。
多くの人が心の中でそう思ってるんや。

 

「みんな勝ちたいんやなぁ。他人に勝ちたいんや。
(中略)

せやけど、サービスちゅうのはな、他人に勝つためのものやないで。
むしろ、サービスの本質は他人に負けることやで。
(中略)

人は皆、誰かに勝ちたいと思ってる。せやから、他人をうまく勝たせて気持ちよくさせられる人間は、間違いなく成功するで。戦国時代に天下とった豊臣秀吉くんな。あの子は、人に負ける天才やったわ。」

 

人が本当にしたいことに向かって進む瞬間は、感動的だった。

 

「この世界はな、自分がどこまで知るかを自分で決められるようにできてるんや。
自分はこの先の世界をもっと知りたいんか、それともここでやめるんか。それを決めることができるのは自分だけや。」

 

「この世界はなぁ、自分が力を尽くした分だけ、必ずそのお返しを用意してくれるもんなんやで。」

 

「苦しみを乗り越えたとき手に入れられるもんをぎょうさん想像すんのには、コツがあんねん。
(中略)

ストーリーにすんねん。
(中略)

例えば、今まで着られへんかった服が着られるようになったらどうなる?
服選んだり、化粧するんが楽しなるやろ。
そしたら、今まで以上に人に会いたなる。いろんな人と出会うことになる。
そうやって出会う人の中には、自分の新しい可能性を引き出してくれる相手もおるかもしれへん。
そういうストーリーを想像していくねん。
(中略)

自分らは努力を始めるとき、我慢から入るやろ。痩せるためには食べたい気持ちを我慢せなあかんとか、勉強するときには遊びに行きたいのを我慢せなあかんとか。
でもなぁ、自分の行動をコントロールするために必要なんは、楽しいことを我慢するんやのうて、もっと楽しいことを想像することやねん。」
(中略)

確かに、私は努力を始めるとき、何かを我慢しなければならないと思って、憂鬱になることが多かった。そして、結局、我慢できない自分に対して、意志が弱いと思って自信を失ってきた。でも本当は、私に足りなかったのは、夢を膨らませることだったのだ。

 

私は、コーチとして、クライアントさんと一緒に夢を膨らませる仕事をしているんだな、と改めて思いました。

 

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